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必要なモノを不要なモノで作る、要らないモノで要るモノを作る

環境素材・食品廃材活用

プラスチック原料をベースレジンとして、目的材を最大80%まで配合する事が出来る技術
「フリーブレンド工法」は様々な素材を目的材として活用することが可能です。
その目的材として、処分されていた食品系廃棄物にスポットを当ててご紹介いたします。

地産別 廃棄品の実態

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当たり前のように処分されている食品系廃棄物

食品系の多くは、利用する部分と、廃棄する部分を兼ね備えており、従来は廃棄する事が当たり前だった部分を素材として活用する事をフリーブレンド工法は可能にしました。
例えば、稲作において処分されている籾殻や、むき身として販売されている牡蠣や帆立等の殻の部分。さらに料理やお菓子作りには欠かせない卵も、卵殻は当たり前のように処分されていませんか?

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食べる量に匹敵するほどの廃棄量

その他、規格外の野菜や加工食材、期限切れの食材等、食べる量に匹敵するほどの廃棄量が、今までの「当たり前」だったのではないでしょうか?
これらに視線を当てると、いかに多くの処分量だったのかが見えてきます。
籾殻は180万トン、牡蠣殻17万トン、卵殻は15万トン、小麦フスマは127万トン、焼酎粕は56万トン等、
身近な食品にも、「不可食部」と呼ばれる部分が多くあり、それが廃棄されている現実に敢えてスポットを当てました。

燃やす手段
​埋める手段

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食品廃棄物の廃棄工程

食品廃棄物の廃棄工程は、現在どのような工程なのか・・・・
この点も明るみに出してみましょう。

まず、農家から市場に出荷される際に、曲がっていたりキズがついている、色や大きさの問題等で、出荷できる規格に当てはまらないモノを規格外品と呼ばれ、そのほとんどが廃棄処分されます。
その廃棄率は生産量の約40%に達すると言われています。

それら食品廃棄物は、廃棄物処理事業者によって中間処理され、一部は肥料や飼料として活用する為、再資源化事業者へ引き渡されます。
同時に、肥料や飼料にならないモノについては最終処分事業者に渡り、焼却処分されています。
また、焼却処分以外にも、世界の多くでは埋立処分されている事を忘れてはなりません。

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​埋めても燃やしてもCO2は排出されている

廃棄する為に、廃棄物の輸送や、焼却処分等に必ず大量のCO2が発生している事も見逃せない事実です。
さらに埋め立ての際に発生するメタンガスはCO2の約25倍の温室作用があるとされており、食品廃棄物は、あらゆる点で、環境に与える影響はとてつもなく大きな要素だと言えます。

以上の事から、CO2削減を実現する為には、廃棄物として一方通行だった「過去の当たり前」を見直す事が迫られています。

私達は、「捨てずに使う」を本気で具体化させました。

プラスチックの製造方法

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プラスチックに混ぜるという概念を覆した

従来のプラスチック製造方法は、プラスチック原料に、プラスチック以外の素材を混ぜる要求があっても、ペレットの限界値が配合の限界とされてきました。
すなわち、プラスチック原料に異素材を混ぜるという概念が従来存在していました。

第一精工舎は、この概念を根底から覆しました。
プラスチック原料に異素材を混ぜるのではなく、混ぜたい素材を明確な目的材とし、その繋ぎ材の役割をプラスチック原料に求めたのです。

すなわち、ペレットという形に拘った製造方法を否定してみせました。
これによって、目的材を最大80%プラスチック原料を20%まで引き下げたハイブリッド原料を市場に投入させたのです。

こうして、高強度を実現するガラス繊維配合、重量感や高級感を演出する金属配合、独特の艶や質感のある陶器配合、銅の強力な殺菌性能を持つ銅粉配合など、機能を実現する為の「機能配合」が続々と世に送り出されました。

この事がプラスチックの常識を改めさせるトリガーとなりました。

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プラスチック20% 環境系素材80%の実現

現在、環境負荷低減や温室効果ガス削減等、「SDGs」が世界共通のテーマとなった今、100%のプラスチック原料を使用したモノづくりに対し、問題意識を持たなければならないはずです。
プラスチックは、20%のボリュームで異素材を十分に繋ぎ合わせる事が出来ます。

そこで、第一精工舎は、環境系素材や食品系廃棄物を目的材として活用する事を提言いたします。
プラスチック20%、環境系素材80%の配合を実現した事で、プラスチック100%の原料から商品を作ってきた過去を変化させる事が可能です。


これにより、圧倒的なプラスチックの減量化が実現します。
さらに、廃棄処理素材がそのまま原料として活用されるわけですから、焼却や埋立でしか解決出来なかった処分方法そのものが大きく変わります。

地産地消

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全国各地の廃材との出会い

食品廃棄物を利用したこの技術は、展示会や講演会等を利用して発表する運びとなりました。
その際、全国各地の自治体から大きな反響を頂きました。
その内容は、新潟県や富山県からは籾殻、広島県や岡山県からは牡蠣、青森県からは帆立殻、千葉県からは落花生の殻、長崎県からはカステラに利用した卵殻、静岡県からは規格外品の茶葉、北海道からは出荷不具合のじゃがいも等の食品系廃材から始まり、昨年末は沖縄県や鹿児島県から漂着した軽石の配合テスト依頼を受託いたしました。
いずれも、各自治体独自に抱えている処理処分問題の解決の糸口として相談される内容ばかりでした。

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​環境系素材を活用した新原料の開発に成功

私達は、それら全国各地の素材を入手した後、粉末加工の工程を経てプラスチックに高配合し、十分に目的材として活用可能だと判断いたしました。
そこで生まれた新原料が、
籾殻を最大70%配合したmomiPlas(モミプラス)
牡蠣殻を最大70%配合したshellPlas(シェルプラス)
卵殻を最大70%配合したEggPlas(エッグプラス)
軽石を最大70%配合した軽石 RockPlas(ロックプラス)等です。
それぞれに基本物性や環境測定を実施し、商品化の為の原料としてデビューさせる運びとなりました。
それが廃材から生まれた「ボールペン」「鉛筆」「植木鉢」「ペンケース」
「スプーンやフォークなどのカトラリー」「ハンガー」等です。
新たな地産地消を展開すべく、各地方自治体と新しい取り組みを企画したのもこの頃です。
地元の廃材を原料とした商品を、地元の子供たちが、環境を守る大切さを学ぶ為に商品利用したい、との要望を受け、全国62箇所の自治体に、各商品を自治体の名前と廃材の名前を入れて配布いたしました。

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​環境系素材を活用した新原料の開発に成功

この間、弊社の代表は環境学習の先生として、小学校の教壇に立つ日々が続きました。ある日、その中の一人の少年が質問してきた言葉があります。

それこそが、社員全員がこの取り組みを手掛けた意義として受け止める事になります。
それが、、、
「なぜもっと早く廃材を原料に使わなかったの?」という一言でした。
環境を守る為の行動は、子供の子供の子供の子供へ地球をバトンタッチする為にやるべき必要な「大人の責任」だと全社員が認識を新たにした瞬間でした。

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大人の責任

これからのモノづくり

実際にあらゆる食品系廃材を原料として活用した商品を作る事は証明が出来ました。

今、世界が抱える環境課題を解決出来る具体策として、問題に関わる全員が一丸となって取り組む必要があるのではないでしょうか?
第一精工舎の枠組みを超えて、経済活動のど真ん中に存在する大人達が、本気でプラスチック100%に変わる原料から商品を生み出し、プラスチックだらけの日々の生活を見直す時期に来ているはずです。
敢えて、問題を提議させて頂きます。


「それでもあなたは過去のモノづくりを続けますか・・・」